きつねつき
狐付
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 飾磨郡では精神を病んだ人を狐付・狸付と呼び、神仏に祈り弓や刀を突き付けて追い払おうとした。
- 細部
- 姫路市の旧飾磨郡地方に伝わる話である。強い不安や錯乱など、いわゆる神経を病んだ症状を示す人が出ると、土地の人々はこれを狐が取り憑いた、あるいは狸が取り憑いたものとみなし、狐付・狸付と呼びならわしていた。治すためには神仏の力にすがるのが常で、祈祷にあわせて弓や刀を病人の前に突きつけて脅し、憑いた狐や狸を追い出そうとする対処法がとられたという。医療より先に、憑き物落としという形で心身の不調に向き合っていた当時の様子がうかがえる。
- 広まり方
- 1933年の『旅と伝説』所収、浅田茂「播磨国飾磨郡地方の迷信集」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県姫路市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ