きつねっぴ
きつねっぴ
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山中でちらちらと光るキツネッピは狐の仕業とされたが、実は山鳥の尾が光っているのではという見方もある。
- 細部
- 川棚坂という場所ではキツネッピと呼ばれる光がピカンピカンと点滅するとよく語られていた。語り手が子どもだった頃、小沼にいたときに、暗い闇を隔てた倉見山の方角で人々が何やら騒いでいる様子が見え、何事かと思って眺めていたところ、それこそがキツネッピだったという。鍋づるのような形でちかちかと輝きながら、山肌をせわしなく上へ上へと連なって昇っていく様子は美しく、見とれていると祖母から、それはキツネッピという狐の仕業で足元まで狐が来ている証だから用心するようにとたしなめられたという。語り手は子ども時代にこの光を何度も目にしたそうだが、今になって振り返ると、山鳥の尾羽が光を反射していただけではないかとも考えている。
- 広まり方
- 『平栗・加畑の民俗―山梨県都留市宝―』1985年刊、都留文科大学民俗学研究会の調査記録(Ⅸ口承文芸 §4世間話)に収められている。
- 地域
- 山梨県都留市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ