きつねにょうぼう
狐女房
国内
未確認生物
- どんな話か
- 尻尾を子に見られて去った狐の妻が、その夜に稲を植え、家を栄えさせたという浦野家の伝え。
- 細部
- 坂井の里の浦野家に伝わる話である。人の妻となっていた狐は、乳を含ませながら昼寝をしている間に尻尾を子に見られてしまい、驚いてどこへともなく走り去った。ところがその夜のうちに、家の田には稲が生え揃っていた。去った母が植えていったものとされ、秋には豊かに実って一家は栄えたという。子孫は今も多く、いずれも乳の下にもう一つ乳の形を持つと語り伝えられている。異類婚姻の別れが、稲作の豊穣と身体的な徴の由来として結ばれている。
- 広まり方
- 1949年の『民間伝承』に載った土橋里木の狐と農耕の昔話に記録がある。
- 地域
- 長野県安曇野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ