うわじまのはながとうげのきつねび
宇和島の歯長峠の狐火
国内
未確認生物
- どんな話か
- 歯長峠の夜道で行く手に灯がともり、狐汁にすると脅すと消えてはまた灯ったという狐火の話。
- 細部
- 三間町で聞かれた話である。語り手が歯長峠を歩いて越えようと上りにかかったとき、日はすでにとっぷり暮れていた。すると前方に点々と灯がともりはじめる。捕まえて狐汁にしてやるぞと声を張ると、灯はふっと消える。ところがしばらく行くとまた同じように灯りだす。語り手の姉によれば、子供のころは向かいの山裾に毎晩のように狐火が並んで見えたという。狐火が珍しいものではなく、日常の景色の一部だった時代の記憶が語られている。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』所収、中川貴好の怪異五話に記録がある。
- 地域
- 愛媛県宇和島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ