ぼうさんにばけたきつね
坊さんに化けた狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 9月末に魚を買って帰る途中、土手から降りてきた坊さんを狐の化けたものと思い、魚を置いて逃げ出したという話。
- 細部
- 九月も末のある日のこと、ある人が魚を買って家路についていた。すると土手の上から一人の坊さんが降りてくるのが見えた。夜道でもないのにどことなく不自然な気配を感じたその人は、これはきっと狐が化けているのだろうと思い込み、急に怖くなってしまう。手にしていた魚をその場に置いたまま、一目散に逃げ出してしまったという。実際に狐であったかどうかは定かでないが、疑いだけで恐怖にかられて逃げ出す人の心理がよく表れた話である。
- 広まり方
- 1974年の『粕尾の民俗―栃木県上都賀郡粟野町旧粕尾村(下粕尾は除く)―』所収「九 口承文芸」(東洋大学民俗研究会)に記録がある。
- 地域
- 栃木県鹿沼市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ