きつねのはな
狐の花
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 夕方にこの花を摘むと、その晩のうちに狐に化かされると言い伝えられていた。
- 細部
- 土地では特定の草花を狐の花と呼び、日の傾いた時分にこれを摘むことを避けた。夕方に手折れば、その夜のうちに必ず狐に化かされるとされたからである。花を折る行為が狐の領分を侵すものと受け取られていたことになり、時刻と行為の二つが揃ったときに災いが起きるという条件付きの禁忌になっている。狐に化かされた話を数多く伝える土地ならではの、日常の所作に組み込まれた戒めといえる。
- 広まり方
- 1938年の『旅と伝説』に載る安間清の狐にばかされた話(完)に記録がある。
- 地域
- 長野県中野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ