きつねもち
狐持
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 江津市の海岸部の集落には、狐を飼うとされる家筋を怒らせると狐が取り憑いて腹痛に苦しむという話が伝わる。
- 細部
- 江津市江津町の海岸部に伝わる話では、狐を飼うとされる家筋(狐持)の機嫌を損ねると、たちまち狐が乗り移ると信じられていた。望む品を渡さなかったり陰口を叩いたりすれば、その日の夜か明くる朝に突然おなかが痛み始め、地面をのたうつほどの苦しみに襲われるという。治すには狐持の家へ出向いて詫びを入れ、望まれる品があれば届けたうえで、病人に赤飯や油揚げを振る舞い、日蓮宗の寺か地域の宮で祈祷を受ければ快復すると語られている。
- 広まり方
- 1922年発行の『民族と歴史』に、H氏による山陰西部地方の狐持に関する報告としてまとめられ、地域の憑き物筋にまつわる伝承として記録された。
- 地域
- 島根県江津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ