しおじりしのやまぎわとぼちのきつねび
塩尻市の山際と墓地の狐火
国内
未確認生物
- どんな話か
- 雨あがりの宵の山際や墓地に見えたという正体不明の火で、狐の仕業と語られた。
- 細部
- 雨が降った日の宵、遠くの山の稜線あたりに点々と灯が見えることがあり、これをキツネビと呼んだ。同じ名は墓地で見た火にも当てられており、山と墓という人里の外側に共通して現れる現象として受け止められていたことが分かる。湿った夜気や見通しの悪さといった条件が語りの背景にあり、正体の分からない光を狐という身近な獣の仕業に帰することで、不安を説明のつく形に収めていた。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』の俗信の章、山に出る妖怪と墓地に出る妖怪の項に記録がある。
- 地域
- 長野県塩尻市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ