きつねび
狐火
国内
未確認生物
- どんな話か
- 雨の夕暮れに人家のない道で無数の灯を見た男が狐火と見抜き、お守りを頼りに進むと灯はすべて消え去ったという。
- 細部
- ある日の夕方、雨の中を歩いていた男が、人家などまったくないはずの場所に、たくさんの灯りが点々と灯っているのを目にした。とっさにこれは狐火に違いないと悟った男は、自分は御撫物を持ち歩いているから何も恐れることはないのだと自らに言い聞かせながら、臆せずそのまま歩を進めていった。すると、あれほど数多く見えていた灯りは、いつの間にかどこへともなく一つ残らず消え失せてしまったという。お守りの力を信じて動じずに進んだことで、怪異をやり過ごすことができたとする話である。
- 広まり方
- 1937年の『郷土研究上方』に三井武三郎が寄せた「浪華民俗雑談」に記録がある。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ