けせんぬまのたつがさんのきつねび
気仙沼の田束山の狐火
国内
未確認生物
- どんな話か
- 田束山の方角に夜ごと三つ四つの灯りが行き来しては消えるのが見え、狐火と呼ばれていたという。
- 細部
- 話者が子どもだった時分、毎晩のように田束山の方角に目をやると、三つか四つほどの小さな灯りが行ったり来たりしながら、ついたり消えたりを繰り返しているのが見えたという。人が持ち歩く提灯の明かりとは違い、宙に浮かぶようにして動くその正体の知れない灯りは狐火と呼ばれており、山中に棲む狐が起こす怪火だと信じられていた。夜ごと欠かさず見えたということ自体が、山と狐がいかに身近な存在であったかを物語っている。
- 広まり方
- 1982年刊『小泉の民俗―宮城県本吉郡旧小泉村―』所収、東洋大学民俗研究会の口承文芸調査に記録がある。
- 地域
- 宮城県気仙沼市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ