かわかみのつらなすきつねび
川上の列なす狐火
国内
未確認生物
- どんな話か
- 逢魔が時に千曲川の対岸などへ列をなして現れ、見たときは馬に任せて帰れと言われた怪火。
- 細部
- 川上村のきつね火は、魔物が最もよく出るというオーマガドキに現れるとされた。姿を見せるのは春の初めから秋にかけてで、冬には出ない。出没する場所も決まっており、千曲川の向こう側などが挙げられる。灯りは列を作り、一つが十にも二十にも増えたかと思えば減り、雨模様の暗い晩には数が多いという。山鳥の尾が光るのだとする見方も併せて語られた。馬を引いていてこの火に出会ったときは、尾につかまるか手綱を取るかして馬の歩みに任せるのがよいとされ、逆らえばとんでもない方角へ連れ去られる。馬は賢い生き物だから必ず家まで戻してくれるのだという。
- 広まり方
- 1987年刊『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』の世間話の項に、細川修・松本清人の報告として二例が載る。
- 地域
- 長野県川上村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ