たつののあぶらをなめるきつねつき
辰野の油を舐める狐憑き
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 憑かれた者は油揚げをしきりに欲しがり、油を舐めるようになったと伝わる。
- 細部
- 上伊那のこの町では、キツネが人に取り憑いた例が語られている。判別の手がかりとされたのは食の好みの急変で、憑かれた者は油揚げを異様に食べたがり、さらには油そのものを舐めるようになったという。狐が油揚げを好むという通念が、憑依の有無を見分ける具体的な基準として使われている点が特徴である。本人の意思では説明できない振る舞いを外から来たものの仕業と捉え、周囲が納得する枠組みがここに用意されていた。
- 広まり方
- 1988年刊『長野県史 民俗編 南信地方 仕事と行事』の民間信仰の章、祈とう師のつきものの項に記録がある。
- 地域
- 長野県辰野町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ