おびきのきつね
尾曳の狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 館林城の築城にまつわる狐の伝説で、縄張りを教えたり守護神として不思議を起こしたと伝わる。
- 細部
- 館林城の築城には狐にまつわる言い伝えが複数残る。城を築く際に動物を生き埋めにして守護神とする風習があり、狐が縄張りとなったとも、牛を2頭埋めたとも語られ、その精霊は敵が城に迫るたびに不思議な力を発揮したという。また、秋元但馬守が築城を計画したとき、金山に住む狐を名乗る白髪の老人が夢枕に立ち、示した縄張りの通りに築けば難攻不落の城になると告げた。調べさせると狐が尾を曳いた跡が残っており、その通りに築城したことから尾曳の城と呼ばれるようになったという。但馬守は感謝を示すために夜明稲荷を建て、狐の霊を長く祀った。さらに沼のほとりにあった龍燈の松では、狐が沼の龍神に灯明を捧げる姿が見られたとも伝えられている。
- 広まり方
- 1918年刊『土俗と伝説』所収、中山太郎「尾曳の城」など複数の文献に記録がある。
- 地域
- 群馬県館林市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ