うえののつまぎつねとやそざえもんいなり
上野の妻狐と弥惣左ヱ門稲荷
国内
未確認生物
- どんな話か
- 少女に化けて寺に仕えた狐と、罠にかかって死んだ飛脚を祀る稲荷にまつわる、台東区の狐の伝承。
- 細部
- 台東区には、狐が人の姿で寺に仕えた話と、狐となった飛脚を祀る社の由来が伝わる。上野の大和源五郎狐の妻は、十三、四歳ほどの少女に化けて寺の手伝いをしていた。買い物に出ると、正体を知る町の子供たちから「小女郎」と囃されたが、怒らず振り向いて笑っていた。そんな日々が4、5年続いた後、夫の源五郎を恋しく思ったのか、いつの間にか姿を消した。一方、浅草観音の境内にある弥惣左ヱ門稲荷は、罠にかかって死に狐となった飛脚、熊谷弥惣左ヱ門を祀ったものと伝えられている。
- 広まり方
- 『旅と伝説』(1929年)所収の丸茂武重「伝説処々」、および『西郊民俗』(2000年)所収の小倉學「弥三右ヱ門稲荷」に記された話。
- 地域
- 東京都台東区
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ