すわのきつねのさかなぬすみ
諏訪の狐の魚盗み
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜釣りの獲物や買ったばかりの油を、見事な見世物を見せている隙に奪ったという狐。
- 細部
- 夜釣りに出た者が思いのほかよく釣れて上機嫌でいると、湖上を嫁入りの船が幾艘も連ねて通ってゆく。珍しさに見入っていて我に返ったときには、釣り上げた魚がすべて消えており、狐にやられたのだと悟ったという。また別の晩には、町で油を買った帰りの老人が道が分からなくなり、さんざん歩き回った末にようやく化かされたと気づいた。見ればいつのまにか田の中をさまよっており、手にしていた油はなくなっていた。いずれも珍しい光景や方角の乱れで人の注意をそらし、その隙に食べ物を持ち去る筋立てになっている。
- 広まり方
- 1933年の『郷土研究』所収、有賀恭一「信州諏訪湖畔の狐」に二話が記録されている。
- 地域
- 長野県諏訪市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ