しおじりのうたげときしゃをおそうきつね
塩尻の宴と汽車を襲う狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 玄蕃之丞や佐右衛門など名を持つ狐たちが、宴や汽車にまで悪さをしたと語られる。
- 細部
- 玄蕃之丞と名乗る狐は毎年のように村の主立った人々を宴席へ招いたが、そのたびに近隣の豪家で祝言の膳がそっくり消えたという。佐右衛門どのやコンコン坊と組んでの仕業だとされた。明治三十五、六年ごろ鉄道が通った当時には、これらの狐が線路に赤い灯をともして汽車を止め、そのために轢かれたという話も残る。ほかにも、菜種を油に替えた帰りに化かされて堤で裸になって這っていた男や、林の近道で黒いものが飛び出してから道に迷った話が伝わる。
- 広まり方
- 1926年刊の『民族』所収、平瀬麦雨の玄蕃丞末路と、1931年刊の『郷土研究』所収、小口伊乙の信州松本在の狐に記録がある。
- 地域
- 長野県塩尻市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ