しおじりしのいしどうろうをなでるおとこ
塩尻市の石灯籠を撫でる男
国内
未確認生物
- どんな話か
- 石灯籠を撫で続けた男や汽車に化けた狐など、化かされ話が数多く伝わる土地。
- 細部
- 塩尻には狐の化かされ話が幾通りも残る。騙す気かと問われた狐が、それなら見せてやると告げ、男は寺の石灯籠を手の皮がむけるまで撫で続け、背を叩かれてようやく我に返った。朝の野良道で裸のまま四つんばいになっていた男が、夜這いに行ったと答えた話もある。傘に落ちる雨音が実は砂だったという例、下肥の桶を洗って馬糞をぼたもちと思い込んだという例も語られた。線路の油をなめに来た狐が汽車に化けて本物と正面から向き合い轢かれたという話、桔梗ヶ原の親分である玄蕃之丞が手下を率いて婚礼へ乗り込み灯明の油を尽きさせたという話、桜小路のお六という女狐が祝沢の道行きに川の音を聞かせて惑わせたという話も伝わる。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、きつねの話の各項に収められている。
- 地域
- 長野県塩尻市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ