しものせきのながいもだいをとりたてるきつね
下関の長芋代を取り立てる狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 長芋の代金を取りに来た化け狐や、雨の日に女で現れる狐、火事の幻を見せる狐など、下関に伝わる狐の話をまとめた。
- 細部
- 下関市には狐にまつわる話がいくつも伝えられている。長府の城下では、ある家が狐の親子に食べ物を与えて福を招こうとしたが、これといって良いことは起こらなかった。ところがある日、長芋が十五本、その家に届いた。家の者は喜んでこれを食べたが、しばらくして八百屋の使用人に化けた狐がやってきて、その代金を請求していったという。豊田町では、雨が降っているときに四、五軒先を歩いている女はキツネの化けた姿だとも言われていた。また、田耕のミタケという場所には狐が棲みついており、人を見つけると川の方へ引き寄せていって持ち物を奪ったり、火事が起きているかのような幻を見せて驚かせたりしたと伝えられている。
- 広まり方
- 長府の狐の話は1974年の『日本随筆大成第二期』所収、百井塘雨『笈埃随筆』に、豊田町の話は1975年の『民俗採訪』にそれぞれ記録されている。
- 地域
- 山口県下関市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ