きつね
狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 鶏を横取りしようとした狐が鷺との交換に応じて食べたところ、実は病死した赤子だったという話。
- 細部
- 肥前島原でのこと、一匹の狐が地中に埋めておいた鶏を掘り出し、いざ食べようとしていた。そこへ庄屋の使いだという者が現れ、その鶏を庄屋様に差し上げたいので代わりに鷺を渡そうと持ちかけてきた。狐はそれならばと交換に応じて鷺を食べたところ、ひどく酸っぱい味がしたという。ところが朝になって見てみると、それは鷺などではなく、病で亡くなった赤子の亡骸だったことが分かった。狐が人に化かされる側として描かれている点が珍しい話である。
- 広まり方
- 佐藤成裕の随筆「中陵漫録」に収められた話で、1976年刊行の『日本随筆大成第3期』に再録されている。
- 地域
- 長崎県島原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ