きつね
狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 渋川市には、風呂と見せかけられたり油揚げを取られたりと、狐に化かされたとする小さな話が数多く伝わる。
- 細部
- 渋川市に伝わる狐にまつわる話の数々。狐に化かされたと感じたときは、煙草を吸うと狐が退散するのだという。実際の化かされ方も多様で、入ったつもりの風呂が実はただの水たまりだったという話や、提灯のろうそくをいつの間にか抜き取られていたという話、豆腐屋からの帰り道に買ったばかりの油揚げを奪われたという話が伝わる。梅林を提灯を提げて歩いていたときには提灯の底を抜かれたうえに油揚げまで取られたという例もある。ほかにも、なんでもない道を「おー深い、おー深い」とつぶやきながら歩かされたり、夕方に魚を買っての帰り道に化かされたり、町からの帰りに夜の山道で「あー深い、あー深い」と繰り返し歩かされたあげく、肥だめにはめられたりすることもあったという。いずれも狐の仕業とされている。
- 広まり方
- 1989年刊『中尾と平の民俗―群馬県北群馬郡小野上村村上地区―』所収、東洋大学民俗研究会「七 信仰」「九 口承文芸」に、いずれも記録されている。
- 地域
- 群馬県渋川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ