きつね
狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 日照り雨の日、山道で見た娘を追った男が幻の狐の嫁入り行列に迷い込み、気づけば石灯籠を覗いていたという。
- 細部
- 日が照っているのに雨が降る日を、狐の嫁入り日と呼びならわしている。昔、ある男が山の畝道を歩いていると、美しい娘が向こうからやって来た。不思議に思って後をつけていくと、次々に狐の仲間が姿を現し、いつしか嫁入り行列が始まっていた。行列は山奥の立派な家に入っていったので、男は家の周りを回って中をのぞける場所を探し、覗き見をしていたという。立派な祝儀の様子に感心しながら煙草を一服したところで、ふと我に返った。実際には社にある石灯籠の小さな丸穴からのぞき見ていたにすぎなかったという。
- 広まり方
- 1999年刊『宮崎県史 別編 民俗』所収、矢口裕康の稿にある音声表現の記録に基づく。
- 地域
- 宮崎県西都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ