ゆうがたのしんぞうり
夕方の新草履
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 夕暮れどきに新しい草履を履き下ろすと狐に化かされるとされ、裏に鍋墨を塗って防いだ。
- 細部
- 大鹿村では、日が暮れかかる時分に下ろしたての草履を履き始めると狐に化かされると言われてきた。防ぐ手立ては、履く前に草履の裏へ鍋の底に付いた墨を塗っておくことである。新しい物を使い始める時刻を選ぶという禁忌と、竈まわりの煤に魔除けの力を認める考え方が組み合わさっており、道具を下ろす際の作法として全国に散らばる俗信の、この土地での形を伝えている。
- 広まり方
- 1916年の『郷土研究』所収、前沢政雄「国々の言習はし(第十六回)」に記録がある。
- 地域
- 長野県大鹿村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ