おだわらのきつねにばかされたろうじん
小田原の狐に化かされた老人
国内
未確認生物
- どんな話か
- 老人が道を見失い、海を都と思い込んで歩き回ったという、狐に化かされたとされる二つの話。
- 細部
- 初天神にあたる正月二十五日のこと、戸口に何かが繰り返しぶつかる音がした。訝しく思って出てみると、年寄りが呆けたように突っ立っている。狐に化かされて帰り道が分からなくなったのだと解された。もう一件では、小川の中をざぶざぶと歩いている老人に声をかけたところ、はっと我に返り、目の前に立派な都が見えるのでそこを目指して夢中で進んでいたと答えたという。都と見えていたのは海であった。いずれも当人には別の風景が見えている点が共通する。
- 広まり方
- 1981年の『常民文化研究』に載る林富美子「相模の民話⑲」に記録されている。
- 地域
- 神奈川県小田原市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ