なみえのぼどうへいざなうきつね
浪江の墓道へ誘う狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 馬車でうたた寝をした人が墓道に迷わされ、馬頭観音を念じて正しい道を取り戻したという話。
- 細部
- 夕暮れ時、馬車に乗ってうとうとしていると、ふと気づいたとき、墓地へ続く道だけが明るく照らされて見え、本来通るべき道はかえって真っ暗に映った。これは狐の仕業に違いないと思い、馬頭観音様と念じたところ、たちまち本来の道筋が見えるようになったという。夜道での方向感覚の狂いを狐の仕業とみなし、信仰する神仏の名を唱えることで正気を取り戻すという型の話は、この地域の狐にまつわる言い伝えの中でも典型的な例とされている。
- 広まり方
- 1964年刊行『伝承文芸』、国学院大学民俗文学研究会による福島県双葉郡浪江町の採訪記録による。
- 地域
- 福島県浪江町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ