なかののきつねつきとかわながしのきとう
中野の狐憑きと川流しの祈祷
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 狐が人に憑くと言動が変わるとされ、祈祷師が祈りによってこれを落とした。
- 細部
- この土地では狐が人に取り憑いた例が繰り返し語られており、憑かれた者は身のこなしや話し方が普段と違ってしまうという。これを取り除くには祈祷師の力を借り、祈りを上げて祓ってもらうのが常だった。祈祷師の側にも作法があり、大きな川の真ん中まで出て言葉を唱え、自分の身に付いた不要の狐を流れの中へ放してくるのだと言い伝えられていた。憑くものを人から引き離し、さらに祈祷師自身からも川へ移すという二段構えの発想が見て取れる。
- 広まり方
- 1988年刊の『長野県史 民俗編 北信地方』の共同祈願の章、祈とう師のつきものの項に複数の証言が載る。
- 地域
- 長野県中野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ