なぎそのこやをおとずれるきつね
南木曽の小屋を訪れる狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 人に化けて小屋を訪れ、土産を奪い、馬にも憑いたと語られる狐の話が伝わる。
- 細部
- 畑を荒らす獣を追うため小屋に寝泊まりしていた老人のもとへ、夜ごとばあ様が来ては寝ているかと声をかけ、顔のあたりに手をかざした。翌朝に本人へ尋ねると身に覚えがないという。狐の化けたものと察した老人が刃物を懐に待ち構え、同じように現れた相手を突いたところ、悲鳴とともに狐の姿で逃げ去り、血の跡をたどると死んでいた。そこへ塚を築いたのが地名の由来だという。ほかにも、酔って買い込んださんまが家に着くと一本も残っていなかった話や、放牧した馬が捕まらず腹痛でもだえたためお祓いをすると治ったという話が語られている。
- 広まり方
- 1990年刊『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承の伝説および世間話の各項に、三件として載る。
- 地域
- 長野県南木曽町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ