ながののきつねつきおとし
長野の狐憑き落とし
国内
未確認生物
- どんな話か
- 狐が憑くと言動が一変するとされ、祈祷や燻し、打擲など多様な方法で落とそうとした。
- 細部
- 北信の憑きものの聞き取りで群を抜いて多く報告されているのが狐憑きである。憑かれた者は動作や言葉つきが変わり、大騒ぎをする、うわごとを口走る、急に黙り込む、着物のまま水へ飛び込む、重い石を袂に入れるといった振る舞いを見せたという。松代町では口が尖り目が獣のように光って油揚げを好むようになるとも語られた。落とす手立ては幅広く、祈祷師を呼んで経を唱えさせる、御幣で払う、神札を貼る、供え物をする一方で、着物を脱がせて火であぶる、川へ入れる、四つ辻で裸にして棒で打つ、唐辛子や硫黄を燻す、鉄砲を撃つといった荒い方法も取られた。村の西で立小便をしたところ狐の婚礼の杯に入ってしまい憑かれたという由来譚もあり、座敷牢に入れて燻し出したと伝わる。
- 広まり方
- 1988年刊『長野県史 民俗編 北信地方』第九章共同祈願第八節祈とう師のつきものの項に三三件が収められている。
- 地域
- 長野県長野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ