きつね
狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 清武町一帯に伝わる人を化かす狐の話。娘や女に化けて道行く人に近づき、持ち物や食べ物を奪ったり夜通し歩かせたりしたという。
- 細部
- 清武町には、狐に化かされたという体験談が数多く残っている。乳岩様の下の道できれいな女に出会った老人が、手に毛が生えているか確かめようとしたものの拒まれ、そのまま夜通し歩かされて気づけば山の頂上にいた話や、修験者が川べりの親子狐を脅かしたところ、腰の小柄を盗まれ、占いの示す場所へ行って糞と共に返されていた話が伝わる。ほかにも、日暮れに買い物帰りの百姓や娘が、後押しをする見知らぬ人物や道連れの女に付き合ううちに、魚や卵、重箱のごちそうをいつの間にか失っていたという話が何件も記録されており、日暮れどきの一人歩きが狐に狙われやすい状況として繰り返し語られている。
- 広まり方
- 1992年の『宮崎県史 資料編 民俗2』および1999年の『宮崎県史 別編 民俗』に、矢口裕康による清武町の聞き取り調査として複数件がまとめて記録されている。
- 地域
- 宮崎県宮崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ