おみいじょ
おみい女
国内
未確認生物
- どんな話か
- 大多津が崎に棲む女狐で、昔語りをしたり美女に化けて人を迷わせたが、古鏡を恐れたという。
- 細部
- 相模の三浦にある大多津が崎には、おみい女と呼ばれる狐がいたと語られる。この狐は人前でよく源頼朝の頃の出来事を語ってみせたかと思えば、美しい女の姿をとって道行く者の正気を奪った。近隣のある農家には代々伝わる鏡があり、狐はこれをひどく嫌ったため、化かされた人が出るとその鏡を向けて正気に戻したという。やがて祠を建てて祀ったところ、姿を見せなくなったと伝わる。害をなす存在を排除せず祀り込めて鎮める、という扱い方がうかがえる。
- 広まり方
- 1974年刊『日本随筆大成第2期』所収、八島定岡『猿著聞集』に記録がある。
- 地域
- 神奈川県三浦市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ