みのわのばふんとわりばしのきつね
箕輪の馬糞と割り箸の狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 美しい娘の酌や貸し傘に化かされ、目覚めると馬糞と割り箸だけが残っていたという。
- 細部
- 町からの帰り道、十沢の坂で一息ついた忠造の前に美しい娘が現れ、勧められるまま深酒をして眠り込んだ。目を覚ますと夜は明け、いつのまにか山の峰にいて、まわりには馬糞とみみずが散らばっていた。前の晩にぼたもちや素麺だと言われて口にしたものの残りだった。もうひとつは手品の興行の帰りの話で、土砂降りに足止めされた村人へ手品師が一本ずつ傘を貸してくれる。家に着いて傘をたたむと手の中にあったのは割り箸一本で、そこで初めて化かされたと知れた。ごちそうも道具も、家に帰り着いてから正体を現す点が共通している。
- 広まり方
- 1989年刊『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の世間話の章、きつねの話と割りばしの傘の項に記録がある。
- 地域
- 長野県箕輪町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ