きつね
狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 皆野町の話。魚を手に家路をたどっていた人が、村の方角が真っ赤に見えて火事かと思い駆け戻ったところ、あたりは真っ暗で何も起きておらず、手にしていたはずの魚だけが消えていたという。
- 細部
- 皆野町に伝わる、狐に化かされた話。ある人が魚を買っての帰り道、ふと村の方角を見ると空が真っ赤に染まっているのに気づき、これは火事に違いないと思い込んで、慌てて一目散に走って家へ引き返した。ところが、息を切らして村までたどり着いてみると、あたりはただ真っ暗なだけで、火事らしき様子はどこにもなく、何ひとつ変わったことは起きていなかった。呆気にとられながらふと我に返ると、買ったはずの魚が手元からすっかり消えてなくなっていたという。狐に化かされて幻を見せられ、魚を取られてしまった話として伝えられている。
- 広まり方
- 1966年刊行『西郊民俗』所収「埼玉県秩父郡皆野町日野沢の見聞(四)」、石田祐子・須藤恵子・中村瑛子の記録による。
- 地域
- 埼玉県皆野町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ