きつね
狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 田んぼで道を見失って焼場にいた話、竹藪で迷って泥だらけになった話、桐生まで追いかけた話など、狐に化かされた体験が複数伝わる。
- 細部
- 田んぼへ出かけた際に狐にだまされて道が分からなくなり、仕方なくその場にしゃがみ込んでじっとしていると、やがて白々と夜が明け、実は焼場にいたことに気づいたという体験がある。目の前にはぼんやりと丸い光が差していたという。別の話では、酒だけを飲んで子供への土産にと魚の折詰を持ち帰ろうとした人が、竹藪で狐にだまされて道に迷い、明け方に人から声をかけられてようやく我に返った。折詰は風呂敷に包んであったため泥だらけにはなったものの、中身を取られることはなかったという。さらに、伴内のある小僧さんが酒の配達に出た際、大廟祠のあたりで狐に化かされ、酒を返せと叫びながら追いかけているうちに桐生までたどり着いてしまい、そこでようやく化かされていたことに気づいたとも語られている。
- 広まり方
- 1988年刊『上毛民俗』所収、恩田さく「春宵愚談読後記」に記録がある。
- 地域
- 群馬県前橋市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ