こまがねのよるにあばれるきつねつき
駒ヶ根の夜に暴れる狐憑き
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 憑かれた者は昼は寝込み夜になると暴れ、祈とう師に拝んでもらって落としたという。
- 細部
- 駒ヶ根で語られたキツネ憑きの様子は具体的である。憑かれた人は昼のあいだ布団にこもり、日が落ちると人が変わったように荒れた。囲炉裏の自在鉤にすがってよじ登る、家じゅうの明かりを消して回る、川ほどの幅を一跳びに越える、意味の通らない声を張り上げるといった振る舞いが挙げられている。手に負えなくなると祈とう師を呼んで拝んでもらい、憑いたものを離すのが決まりだった。民間信仰の側から、憑きものと祈とう師の役割を対にして聞き取った事例である。
- 広まり方
- 1988年刊『長野県史 民俗編 南信地方 仕事と行事』の民間信仰、共同祈願・祈とう師「つきもの」の項に収められている。
- 地域
- 長野県駒ヶ根市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ