けせんぬまのきつねのきいしばけ
気仙沼のキツネの木石化け
国内
未確認生物
- どんな話か
- キツネは木や石に化けて人を迷わせ、1994年には松迎えの山で人を化かして連れ回した例も伝わる。
- 細部
唐桑では、キツネは人の目に映る木や石に姿を変え、歩く人をその幻影に引き寄せて迷わせるのだと語られている。1994年には、正月の松迎えで四人が連れ立って山へ入ったうち一人が姿を見せなくなり、しばらくしてから「ハァこええ、ハァこええ」と怖がりながら山を下りてきたことがあった。その人の着物はすっかり泥にまみれ、ぼろぼろになっていたという。キツネに導かれるまま山の中を歩かされていたのだろうと噂された。
キツネに化かされやすいのはひどく愚かな人か、あるいは反対にひどく利口な人だとされ、自分は大丈夫だと思い込んでいる者ほど油断してかかりやすいのだという。なお、キツネに化かされても命まで取られることはないが、ムジナに化かされた場合はその人が死んでしまうとも語り分けられている。
- 広まり方
- 1999年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会による宮城県本吉郡唐桑町鮪立・小鯖の調査にまとめて記録されている。
- 地域
- 宮城県気仙沼市
- 年代
- 平成
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ