きつね
狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 狐は言葉尻の乱れや一本橋での遭遇、化けた際に道具ごと撃たれる弱点など様々な特徴で語られる。
- 細部
- 外出した家族の帰りが遅く、つい「遅い」と口に出してしまうと、まるでそれに応じるように戸口の外で履き物の雪を払い落とすような音がするといわれ、これも狐の仕業とされた。狐は言葉遣いにも癖があり、「豆の粉つけて」と言おうとして舌がもつれ、「ハヘノコツケテ、ホヂテア」のように聞こえるためすぐに正体が知れるという。また「狐を見たことがない」などと口にすると、一本橋の上でわざわざ行き会わされてしまうといい、そのため軽々しく口にしてはならないと戒められていた。山の中では姉さんに化けて糸車を回しながら火を焚いていることもあり、鉄砲を撃たれても平然と笑っているが、そんなときは本人ではなく道具の方を撃つとよいと教えられている。
- 広まり方
- 1941年の『民間伝承』所収、瀬川清子「秋田県鹿角郡花輪町の民俗」に記録がある。
- 地域
- 秋田県鹿角市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ