からつしのこどものこえにまようきつね
唐津市の子供の声に迷う狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 夜道で相撲を取らされたり子供の声に誘われたりして持ち物を取られるなど、きつねに化かされたという話が呼子町に複数伝わる。
- 細部
唐津市呼子町にはきつねに化かされたという話がいくつも伝わっている。酒を飲んで帰る途中に侍が現れて相撲を取ることになり、朝になって確かめてみるとそこは墓地で、墓石が倒れていたという話や、きつねの後をついて歩いていたら肥溜めに落ちてしまった人の話がある。ご馳走に招かれて魚を持って帰る途中にやまいちごを採ろうと山へ寄り道した際には、山道の途中で「こっちゃこい、こっちゃこい」と呼ぶ子供の声について行ったところ、山奥へ連れて行かれて迷わされ、持っていた魚まで取られてしまった。
法事のりんごを持って帰る途中で化かされて取られた例や、夜の往診に出た医者がきつねに化けた者からお産の手伝いを頼まれ、後で気づくと葉っぱを着せられ、祝いの食事が一膳分なくなっていたという話もあり、それ以来この医者は夜の往診をやめてしまったという。
- 広まり方
- 1999年の『常民』に掲載された中央大学民俗研究会「佐賀県東松浦郡呼子町調査報告書」に、これらの話が記録されている。
- 地域
- 佐賀県唐津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ