かなやまのきつねつきをなおすおなかま
金山のキツネ憑きを治すオナカマ
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 金山町では、いじめや疑いの心を持つ人にキツネが取り憑くとされ、オナカマの拝みと御助野明神への参詣で治すという。
- 細部
- 金山町では、オナカマと呼ばれる巫女役の人に、口寄せや占いだけでなくキツネに憑かれたときの相談も持ちかけていた。キツネが取り憑くのは、他人をいじめた人や、心に迷いのある人、疑い深い人、他人に惑わされやすい人だとされ、取り憑かれると気が乱れたり、何かをひどく恐れるようになったり、霊のようなものが見えたり、体をこわしたりするといわれている。宮外沢という場所には特にキツネが多く棲んでいて人に取り憑くと恐れられ、集落の人々は近づかないようにしていた。この憑きものに悩まされたある人は、オナカマに拝んでもらったうえで御助野明神まで足を運んだところ、ようやく治ったと伝えられている。
- 広まり方
- 1987年刊『有屋の民俗―山形県最上郡金山町有屋地区―』所収、東洋大学民俗研究会による七「信仰」の調査で、複数の聞き取りとしてまとめて記録されている。
- 地域
- 山形県金山町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ