かなざわのびゃっこがうごかすびょうぶ
金沢の白狐が動かす屏風
国内
未確認生物
- どんな話か
- 橋場町の嶋屋にある屋島合戦の屏風に、立山の白狐が化けた道士がまじないをかけると絵の中の人物が動き出したという。
- 細部
- 橋場町の嶋屋喜衛門家には、屋島の合戦を描いた屏風が伝わっていた。ある日そこへ一人の道士が訪ねて来て呪文を唱えたところ、屏風の中に描かれた武者たちが実際に動き出し、合戦をはじめてしまったという。この道士の正体は、立山に棲みついて長らく人間たちと交わり遊んでいた白い狐であった。ところが近ごろ生まれた犬の子がやがて自分の正体を見破り危害を加えるに違いないと悟り、姿をくらますことに決めたのだという。長年慣れ親しんだ人々に別れを告げて去っていったと伝えられ、嶋屋には今も稲荷大明神の掛け軸が残されている。
- 広まり方
- 1999年の『加能民俗研究』に掲載された、小倉學「稲荷大明神掛軸之来因」に記録がある。
- 地域
- 石川県金沢市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ