きつねにばかされたはなし
狐にばかされた話
国内
未確認生物
- どんな話か
- いわき市には狐に化かされて土産や獲物を奪われる話が数多く残り、恩を返す嫁入り譚や祟りの狐塚伝説もある。
- 細部
- いわき市には狐にまつわる化かし話が数多く伝わる。夜道で買った鰯や鰹を持ち帰る途中で中身をすり替えられたり、御馳走の土産物を風呂敷ごと取られたりする話が繰り返し語られ、狐に取られないように用心していたはずが、いつの間にか出し抜かれてしまうという展開が共通している。一方で、田を耕す男のもとに嫁いできれいな女が子を三人産み、正体である白い尻尾を見られて山へ帰った後も、稲と鉏を田に置いておけば田植えを手伝ってくれたという恩返し譚も残る。北条時頼が松魚原で夜営した際、数千匹の狐が鳴いて訴え、一首詠むと悲しげな声がやみ、翌朝すべて死んでいたためこれを埋めた場所が狐塚になったという伝説もある。
- 広まり方
- 1943年刊『民間伝承』所収、高木誠一の「狐にばかされた話」など複数の記録に基づく。
- 地域
- 福島県いわき市
- 年代
- 明治
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ