いといがわのきしゃおとをだすきつね
糸魚川の汽車音を出す狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 汽車の接近音を出して運転士を欺いた狐の死骸が見つかった話と、相撲を挑んで土産を奪った狐に叩きつけて撃退した話。
- 細部
糸魚川には汽車や角力にまつわる狐の話が伝わっている。ある時、前方から汽車が近づいてくる音が聞こえたため運転士は慌てて駅まで引き返したが、実際には汽車など来ていなかった。翌日も同じことが起きたので、今度はかまわず進んでみると、何かに乗り上げる感触があり、調べてみるとそこには一匹の狐の死骸が横たわっていた。あの音の正体はこの狐だったのだとわかったという。また別の話では、角力取りが帰り道に迷ってしまい、夜が明けてから気づくと持っていた土産物がすっかり消えていたことがあった。
改めて出直したところ、道すがら相撲を取ろうと挑んできた男が現れたので、思い切り投げつけてやると相手はそのまま逃げていったといい、これもおそらく狐の仕業だったのだろうと語られている。
- 広まり方
- 1937年の『高志路』所収、渡邊行一「西浜の聞書(二)」に記録がある。
- 地域
- 新潟県糸魚川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ