きつね
狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 今井では峠道で人をぐるぐる歩かせて帰れなくする、人や車に化ける、ご馳走を奪うなど狐にまつわる体験談が数多く語られている。
- 細部
- 今井の里では狐にまつわる体験談が数多く語り継がれている。もっとも多いのは、茸採りや夜道の帰りに峠でだしぬけに方向感覚を失い、同じ場所をぐるぐると歩き回らされて目的地にたどり着けなくなるという話で、いずれも狐の仕業とされてきた。ほかにも、人の姿や自動車に化けて送ってもらったつもりにさせる話、峠でご馳走の入った包みを奪う話、油揚げを買って帰る途中で持ち去られる話などがある。狐は暇だから人を化かすが狸はそうしないという対比もよく語られ、正直で人の好い者ほど化かされやすく、気の強い者は化かされにくいとも言われた。化かされて病が治らないときは御嶽行者に祈祷を頼むこともあり、悪さをする子どもを戒める文句にも使われていた。
- 広まり方
- 1995年刊『今井の民俗―愛知県犬山市今井―』所収、東京女子大学史学科民俗調査団の「七 信仰」および「九 口承文芸」に、十五件にわたり記録されている。
- 地域
- 愛知県犬山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ