いいづなのはたけをさまようきつね
飯綱の畑をさまよう狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 帰り道がいつまでも終わらず、声を掛けられて我に返ると畑の中をさまよっていたという話。
- 細部
- 夕方、一人の老女が家へ帰ろうと歩き出したが、いくら進んでも一向にたどり着かない。同じところを回っているような感覚のまま歩き続けていたところ、背後から呼びかける声がした。振り返ると同じ村の者で、そこで初めて我に返ってみれば、自分は道ではなく畑の中をうろついていたのだった。狐に化かされた話として、下高井周辺の類話とともに書き留められている。他人の声が術を解く鍵になる点が、この種の話に共通する。
- 広まり方
- 1938年の『旅と伝説』所収、安間清「狐にばかされた話(完)―長野県下高井郡―」に記録がある。
- 地域
- 長野県飯綱町
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ