ひたちおおたのきつねまよいとばけすがた
常陸太田の狐迷いと化け姿
国内
未確認生物
- どんな話か
- 山道や祭りの帰り道で方角を見失わされたり、化けた女性や老婆に出会ったりする話が多数伝わる。
- 細部
- 常陸太田市町田町の狐の話では、塩辛や油揚げを奪われたり、同じ道を何度も歩かされたり、化けた女性や老婆に呼び止められたりする。山道や祭りの帰りに方角を失い、正気に返って初めて狐の仕業と気づく筋が共通する。化けた狐が医者を出産の家へ案内した話や、死んだ老婆に化けていた狐が見破られた話もある。狐を殺すと祟りで一家が病み、家が潰れると語られ、煙草の煙や火、灯りで狐を遠ざける作法も伝わる。『町田の民俗』1988年や『茨城の民俗』1992年の記録には、狐石を三回回ると帰り道がわからなくなる話、狐憑き、赤ん坊を狐から守るため脇差を置く習わしも載る。
- 広まり方
- 1988年の民俗調査で町田地区の複数の話者から聞き取られ、報告書にまとめて収録されている。
- 地域
- 茨城県常陸太田市
- 年代
- 不明(1988年に採録)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ