ひがしまつしまののびるえきまえのきつねばかし
東松島の野蒜駅前の狐化かし
国内
未確認生物
- どんな話か
- 狐の嫁入りの提灯行列や赤子の声真似が知られ、野蒜駅前で歩かされ土産を失う被害が昭和初期まで相次いだという狐にまつわる話。
- 細部
70代、80代の古老がよく語り伝えてきた狐や狸にまつわる話によれば、狐の得意技は狐の嫁入りと呼ばれる大勢の提灯行列を見せることや、子守唄や赤子の泣き声をまねることだといい、一方の狸は木こりの声や物音をまねるのが得意だとされる。昭和の初め頃までは、夜に野蒜駅前の松林を通りかかった人が、いつの間にか鰯山の方角へと歩かされてしまい、海岸近くまで来て波の音を聞いてようやく我に返ると、持っていたはずの土産の食べ物がすっかり消えていたということがあったという。
この手口による被害者は、直近30年間だけで23人にものぼったと伝えられる。また、一本杉と呼ばれる場所では、紋付羽織を着た人物に化けた狐が通行人をたぶらかしたこともあったという。このあたりの狐は総じて、狐の嫁入りに化けるほか、大入道の姿に化けることも得意だったと語り継がれている。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』妖怪変化・幽霊の事例篇に記録がある。
- 地域
- 宮城県東松島市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ