ひがしいずのきつねのしばいもてなし
東伊豆の狐の芝居もてなし
国内
未確認生物
- どんな話か
- 芝居を教わり歓待された漁師の相手は狐で、龍宮様の森の狐の鳴き声は大漁を告げたという。
- 細部
- 喜右衛門という漁師が夜道を歩いていると、二、三人の若い衆に呼び止められ「芝居を教えてほしい」と頼まれた。案内された先は御殿のような立派な場所で、五日ほどにわたって忠臣蔵などの芝居を教え、その間ずっとご馳走にあずかったという。実はこの若い衆たちの正体は狐で、振る舞われたご馳走も祝言のあった家からくすねてきたものだった。また別の話では、龍宮様の森にすむ狐が沖の漁船が明かりをつける頃に鳴き、その声が「オエー、オエー」と聞こえたときは、翌朝必ず大漁になるといわれていた。
- 広まり方
- 1989年刊『静岡県史 資料編23 民俗1』所収、野本寛一「心意の中の動物」にまとめられている。
- 地域
- 静岡県東伊豆町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ