はやかわのきつねみちまよい
早川の狐道迷い
国内
未確認生物
- どんな話か
- 川と見誤って着物をまくった話や、伐採帰りに声で呼ばれた話など、早川町に伝わる複数のキツネにばかされた話。
- 細部
昔、あるおばあさんが出先からの帰り道、川のように見える場所にさしかかり、川だと思い込んで着物の裾をまくって渡ったところ、あとで確かめるとそこは川ではなくただの道だったという。またAさんの父親が昭和20年ごろ、七面山のほうへ木の伐採に行った帰り道、背後から「オイオイ」と呼ぶような声が聞こえてきた。誰か来ているのかと足を止めると物音が消え、再び歩き出すとまた声がする。
おかしいと思ってタバコに火をつけたところ、声はぴたりとやんだという。さらに、今はダムに沈んだ土地にかつて道があった頃、オオクボザワのあたりを歩いていた人が、道でない場所に道が見えてしまい、本来とは違う下の方へ迷い込んでしまったこともあったといい、いずれもこの土地でキツネにばかされた話として伝えられている。
- 広まり方
- 1989年の『雨畑の民俗 山梨県南巨摩郡早川町雨畑』所収、都留文科大学民俗学研究会による世間話の記録に基づく。
- 地域
- 山梨県早川町
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ