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噂の出所をたどる

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富士宮の狐に消される神棚の灯明のイメージ挿絵
この挿絵は当サイトが項目ごとに用意したイメージ画像です。写真や原典の図版ではありません。

ふじのみやのきつねにけされるかみだなのとうみょう

富士宮の狐に消される神棚の灯明

国内 未確認生物
どんな話か
神棚の灯明を狐に消された女房の話や、異国の船が狐数千匹を放ったという噂など、1859年の狐にまつわる日記記事。
細部

大宮町に残る安政6年の日記には、狐にまつわる記事がいくつも書き留められている。8月6日の条には、ある家の女房が神棚の灯明を続けて2度消してしまい、3度目を点けようとしたところ急に横腹が痛みだして瘤ができ、これは狐の仕業に違いないと近所の者を呼んで患部を揉んでもらったら治まった、という一件がある。同じ日には、母の葬儀を終えて挨拶回りをしていた男が急に体調を崩し、その日の夕方には亡くなってしまうという出来事もあり、あまりに不可解な死に方だったことから狐が取り憑いたのだろうと噂になり、三峯山から御犬を借りようという話が持ち上がった。

さらに8月10日の条では、異国の間者が僧に化けて数千匹もの狐を船に積み近隣の海辺で放ったという噂が記され、その怪しい僧とおぼしき人物が三島宿でひとり捕らえられたとも書かれている。13日の追記には、伊豆下田に入った異国船が小長持のような箱を日本の香具師に手渡す場面を見た者がおり、その箱にはくだ狐が入っているのではないかと取り沙汰されたことも記されている。

広まり方
1995年刊『静岡県史 別編Ⅰ 民俗文化史』所収、高橋敏「死の恐怖と妄想」に記録がある。
地域
静岡県富士宮市
年代
江戸時代
検証状況
伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。

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