ふじかわちょうのまごにばけたきつね
富士川町の孫に化けた狐
国内
未確認生物
- どんな話か
- 孫への土産を狙う狐を孫に化けさせて連れ帰り、釜茹でにすると脅して正体を暴いた善右衛門の話。
- 細部
- 富士川町に住んでいた善右衛門は、毎日炭を町へ売りに出かけては、帰り道にいつも孫への土産を買って帰るのを楽しみにしていた。ところがその土産は、道中で決まって何者かに食べられてしまう。犯人は狐だとにらんだ善右衛門は、ある夜、孫に化けて近寄ってきた狐をあえて見破らないふりで家まで連れ帰った。そして家に着くなり、正体を隠したままでいるなら釜茹でにしてやると脅しつけたところ、狐はたまらず正体を現し、平謝りに謝ったので、善右衛門は許して放してやったという。翌朝になると、その狐が「あな恐ろしや、善ねんぼう」と大声でわめいているのが聞こえたと伝えられている。
- 広まり方
- 1943年の『民間伝承』に土橋里水が寄せた「狐の尻あぶり補遺」に記録されている。
- 地域
- 山梨県富士川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ