びゃっこにばかされたおとこ
白狐に化かされた男
国内
未確認生物
- どんな話か
- 道端の白狐を驚かせた男が、死んだはずの女房の霊に腕を噛まれ、正気を失って血だらけでさまよったという話。
- 細部
- 早朝、道で寝ていた四匹の白狐を驚かせた男が、その後にわか雨に降られていつもの家に立ち寄ると、ちょうどその家の女房の棺を運び出す最中で、留守を頼まれた。すると死んだはずの女房の霊が現れ、男の腕に食らいついたという。近所の百姓が川の堤を血だらけでさまよう男を見つけ、狐に化かされていると考えて水を浴びせると正気に戻った。男は小豆飯と油揚げを供えて狐に詫びたが、実際には雨は降っておらず、腕の傷だけは本物で、その後も長く痛みに苦しんだと伝わる。
- 広まり方
- 1974年発行の『日本随筆大成第2期』所収「梅翁随筆」に採録された事例。
- 地域
- 東京都江戸川区
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ