みょうごうをかいたむすめとごけがしくんだきつねつき
名号を書いた娘と後家が仕組んだ狐憑き
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 高僧の霊がのりうつったとされた娘の名号騒動が、実は狐憑きの偽装だったという話。
- 細部
- 文政3年秋、大伝馬町の18歳の娘に祐天僧正の霊がのりうつったとして六字名号を書き始め、多くの人が名号や十念を求めて訪れた。しかし書かれた文字に誤りがあり問い詰めたところ狐憑きと判明し、実は娘の家の後家が狐を憑けさせていたことが分かった。同じ町内では、屋敷の孔雀を殺されて稲荷の社を壊した武士のもとに狐が夢で現れ、身の潔白を訴えたうえで犯人を罰したと告げ、翌朝老いた狐の死骸が見つかったという話も伝わる。
- 広まり方
- 『日本随筆大成』第二期所収の滝沢馬琴『兎園小説』や神谷養勇軒『新著聞集』に記される。
- 地域
- 東京都中央区
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ